「暴行事件を起こしてしまったが、弁護士に相談する必要はある?」
暴行事件で弁護士に相談するメリットについて知りたい方へ。
刑事事件では、早めに弁護士に相談することで、早期釈放の可能性が高まります。また、最終処分が軽くなるという点でも早期の弁護活動が重要となります。
このページでは、暴行事件で弁護士に相談するメリットについて解説していきます。
Q.刑事事件の点から、暴行事件で弁護士に相談するメリットは?
まず、逮捕・勾留されているケースでは、弁護士への相談は、逮捕・勾留から解放される出発点となります。
なお、弁護士に相談した結果、弁護士に依頼することとなった場合、次のようなことが可能となることがあります。
つまり、弁護士が早期に被害者との示談交渉に尽力し、その示談が成立すれば、依頼者様の身柄解放が実現することが多くあります。
また、弁護士への相談は、刑事事件のリスクの程度、警察、検察等への対処を検討する機会となります。
刑事事件の結果は、一歩間違えれば、社会的信用・仕事の喪失、長期・短期の身柄拘束による自由の制限となり、失うものがとても大きいものです。
そのため、弁護士に相談することで、刑事事件のリスクの程度に見合った対処をとることが可能となります。
さらに、弁護士に依頼する必要性がある事件かどうかの見極めができます。
ご本人様だけで対応できる事件であれば、その旨を弁護士が説明します。また、弁護士によるアドバイスだけで済む事件であれば、その旨も説明します。
他方、弁護士に依頼した方が良い事件であれば、その根拠をしっかりと説明します。
Q.民事事件の点から、暴行事件で弁護士に相談するメリットは?
暴行による損害賠償金(示談金)における妥当な金額について、弁護士からアドバイスを受けることができます。
また、示談で解決する場合に、後日、問題とならないような手順のアドバイスを受けることができます。たとえば、示談書の書き方、示談の時期、相手方などについてのアドバイスです。
また、暴行事件は、あくまで氷山の一角です。依頼者様から、暴行事件の原因、周辺事情等をお聞きし、問題の根本的な解決となるよう、法的な解決をアドバイスします。
さらに、弁護士に依頼した方が良い事件かどうかのアドバイスもします。
被害者も様々であり、ケースによっては、ゆすり、たかりのような悪質な者もいます。
そのようなケースでは、弁護士が法的手続をきちんと取り、毅然と対応することで、依頼者様にとって、安心できる解決となります。
最後に、弁護士は、刑事、民事というように分けてしか対応できない訳ではなく、包括的に対応できます。司法書士等の他士業では、このようなことはできないか、又は、弁護士法違反の業務になります。
弁護士がつくメリット
弁護士なし | 弁護士あり | |
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刑事事件 | 身柄拘束された場合その後の対応が困難 | 身柄解放や不起訴・減刑につながる |
民事事件 | 自分で交渉・手続を行う | 示談交渉や法的手続きの対応がとれる |